けだまの独り言置き場-主に絵に関するだらだら日記-

デジタルで絵を描き始めるなら「板タブ」と「液タブ」、自分に合うのはどっちか?  という話

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マウスでお絵描きは難しいかな…(笑)

絵描きさん向けのブログ記事なら定番中の定番中。

デジタルで絵を描き始めるなら「板タブレット(以下"板タブ"と呼ぶ)」「液晶タブレット(以下"液タブ"と呼ぶ)」どっち買った方がいいのかが分からない人に向けて、この記事が1つの判断材料となるように、板タブと液タブを比較したり自分の経験談を交えたりして様々な事を書いていこうと思います。

ただし、「板タブの方が良いから買うべし」や「液タブの方が良いから買うべし」みたいな事は書きません。

たま~に「液タブの方が描きやすいからお勧め」みたいな事を書かれている記事を見かけるのですが、個人的にこれはあまり宜しくないです。
「とりあえず」描きやすさを重視して買い物をすると、落とし穴にハマる可能性が大いにあります。

「板タブと液タブ、自分の環境に適しているのはどっち」かを判断する事が重要だと思っています。

だからこのような記事タイトルにしたのですが、どっちを買うべきかは自身の環境によって変わるものだという事をまず最初にご理解して頂きたいと思います。

なお、今回の記事は軽く1万文字超えちゃったので、暇なときにじっくり読んで頂ければなと思います。

実際に板タブを使ってみて…

実際にどんなモノを使ったのか、どれくらいの期間を使用していたのかが分からないと説得力ないと思うので、これからずらずらと書いていきますね。

Intuos CTL-480/S1 Sサイズ(Wacom)

※現在(2019.10.11)Amazonの場合正規の値段より高いので注意

買ってみた感想

4年前にデジタルで絵を描き始めようとした時に、一番最初に買った板タブがこれです。Sサイズです。

「こんなサイズで絵描けるの?」と最初は思ったのですが、描き慣れるとすんなり描けるので問題ないかと思います。
ただ、初心者故にデジタルで絵を描く経験が不足していたという要因も含め描き慣れるまでに結構時間が掛かったのは事実です。

当時の机
 

当時作業していた時に使用していた机です。

寒い冬にはこれと同じくらいのサイズのコタツの上で絵を描いていました。

当時はノートPCを使用していましたが、机が小さかったので当時の作業スペースはかなり狭い方でした。

なので、サイズの小さいCTL-480/S1はこの狭い作業スペースに打ってつけでありました。重量も軽いし、持ち運びも楽でした。
ノートPCとのUSB接続だったのですが、設置するのにあまり時間が掛からなかったしめちゃくちゃ楽でした。
約3ヶ月ぐらい使用したのですが、特に大きなトラブルは起こらなかったので初心者にはかなり良い商品だなと思いました。

Intuos Comic CTH-690/K1 Mサイズ(Wacom)

買ってみた感想

CTL-480/S1を使用して3か月後に、今度はこちらの板タブを買ってみました。
(壊れた訳じゃないのに何故3か月で買い替えたのかは覚えてないです。)
Mサイズです。

当然と言えば当然ですが、最初に買った板タブよりサイズがでかいです。
設置時間はCTL-480/S1と同じぐらいで、USB接続してドライバーをインストールしたらすぐ使えました。

ただ、この時も小さい机で絵を描いていたのですが、板タブのサイズがでかくなった分机の上で作業するのは個人的には辛くなりました。

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当時の作業スタイル

なのでこの図のように、あぐらをかいた脚の上にこの板タブを乗せて作業しました。
「そんなんで絵描けるの?」と思われそうですが、それが描けるのです。
むしろこっちのスタイルの方が個人的には描きやすかったです。
板タブの使用者で、机の上ではなく脚の上で描いてるという方もちょくちょく聞かれますね。
型に囚われず、自分の描きやすいスタイルを見つけると尚良いですね。

CTH-690/K1は約2年間、結構長いこと使っていました。

Sサイズ(CTL-480/S)Mサイズ(CTH-690/K1)だとどっちが描きやすかった?

当時購入した時の値段は18,044円と、CTH-690/K1CTL-480/S1の約2、3倍だったのですが、正直、そんなに差はなかった気がします。
CTH-690/K1に買い替えて「あー、やっちゃったかなぁー…」と後悔しそうになりましたが、「Intuos Comicシリーズを購入すると2年間ライセンス付きのCLIP STUDIO PAINT PROのダウンロード可能」の特典があるという事に後から気づきました。(←ちゃんと商品の詳細見ろし)

CLIP STUDIO PAINT PRO(以下"クリスタ"と呼ぶ)とは?

初心者からプロの方まで使用されている超定番ペイントツールです。

自分も長い事これを利用していますが、様々な機能がついていて初心者でも結構使いやすいと思います。

クリスタを使ってみて思ったことや「PRO版とEX版の違い」等についてはまた近いうちに書こうと思っているので今回は説明省きますが、有料版のペイントツールを使いたいのであれば、初心者の方はとりあえずクリスタのPRO版から買っておいても損はないかと思います。

Intuos Comicを購入したらそんなクリスタが2年間だけ使えたので結構嬉しかった記憶があります。

Sサイズ(CTL-480/S)とMサイズ(CTH-690/K1)のザックリした大きさ比較

せっかくなので、長らく眠らせていた板タブ達を引っ張り出してみました。

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左:CTL-480/S 右:CTH-690/K1

(CTH-690/K1は油ついてるしちょっと汚いな…)
大きさを分かりやすくするために周りに色々置いてみたのですが、
MサイズであるCTH-690/K1の奥行きは大体ティッシュ箱の縦の長さぐらいですね。
そう考えるとやっぱり左のSサイズのCTL-480/S1は結構小っちゃいですね。

自分が使ってた板タブとWacom最新モデルの板タブの仕様一覧比較

自分が今まで使って来た板タブと、最新モデルであるCTL-4100、CTL-6100の仕様一覧をWacomの公式HPから引用してみました。

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旧Intuosシリーズ(CTL、CTH)の仕様一覧
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Intuosシリーズ(CTL、CTH)の仕様一覧

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Intuosシリーズ(CTL、WL)の仕様一覧

比較してみると、Wacomの従来の板タブと最新モデルの「読取可能範囲」は変わっていませんが「外形寸法(CTL、WLは種類の所)」は最新モデルの方が小さくなっています。筆圧レベルも最新モデルの方が格段に向上しています。
てか、…え!?

今どきのWacomの板タブはSサイズでも筆圧レベル4096ってそんなに高いのか…自分が使ってたMサイズの板タブでも筆圧レベルが2048しかなかったので普通に驚愕なんですが…
最新モデルだとワイヤレスの板タブもあるそうで、小型化に成功してるわ筆圧感知レベルがパワーアップしてるわ持ち運びも楽になってるわで…
なんか時代を感じた…
使った事がないので「これ買え!」と強くお勧めはしませんが、仕様覧だけを見たら最新モデルを買った方が得だろうなと思いました。

板タブを購入するときの注意点

今だとCTL-480/S1CTH-690/K1も、Wacomの公式HPではもう販売されていないのですよねぇ…
Amazonで販売されている物は2つとも大抵正規の値段ではないので、板タブの購入を考えている方は注意が必要です。
store.wacom.jp

先ほど説明した様に、Intuos CTL-4100(Sサイズ)は比較的に新しくて使った事はないですが、この「Wacom Intuos Smallのスターターパックモデル」は結構いいかもしれません。
Wacomの公式HPから購入されますと、制限なしのクリスタのPRO版がついてきますAmazonで板タブとクリスタPRO版を別々に買うよりかはコスパがいいと思います。
Wacomの板タブもクリスタも購入したい場合、Amazonのレビュー評価を参考にしながら、製品はWacomの公式HPから購入を検討されてみてはいかがでしょう? 

あと、板タブのペンの芯はかなり早いペースで消耗します。
筆圧があまり強くない自分でも芯が削れて使えなくなる事が結構多かったです。
自分が使っていた板タブにも裏に何本か替え芯が備えられていましたが、全部すぐになくなってしまうので、予備として替え芯を購入した方がいいかも知れません。
芯は小さいのでよく部屋で無くしたりもしました。

clrmemory.com

…あ、板タブを買ったら公式HPからドライバをインストールした方が絶対いいですよ。自分が使いやすいように、タブレットやペンの設定からキーをボタンに割り当ててみましょう。詳しい設定方法は他の方が既に説明されているし、自分が今更説明するよりかはクリアメモリ様のページを見た方が分かりやすいと思うので上からご覧ください。 

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キーの割り当て

ちなみに自分はこんな感じになるように割り当てていました。

直感的に使いやすくなるように設定する事が大切ですね。

実際に液タブを使ってみて…

液タブを買う前に…(主に環境が変化した事)

使用している液タブを紹介する前に、購入しようと思った動機をまたずらずらと書いていきます。
CTH-690/K1を使い始めてから2年ぐらいに、今まで使用してきたノートPCが壊れるという事故が起きました。
引越しした直後で、ちょっとだけ広いスペースで作業できるようになったという事もあったので思い切ってデスクトップPCに買い換えました。

この時に購入したモニターはPhilips 234E5EDSB/11という23インチの液晶ディスプレイでした。

こちらはAmazonではなく地方のパソコン専門店で購入しました。Amazonで買うよりかはそっちの方が安かったので…
解像度は壊れたノートPCと変わらず1920×1080のフルHDです。使ってみて特に問題もなく綺麗に発色していました。

しばらく時が経つと、また別のモニターを買いました。購入した理由は後に述べます。
iiyamaのE2083HSD-B2とPhilipsのモニターとでデュアルディスプレイにしてました。
19.5インチと23インチ…なんとまぁアンバランスな…

この時点ではまだ板タブで絵を描いていたのですが、時が経つにつれ「どうせならトリプルモニターにして液タブで絵を描いてみたい」と思ったので安価な液タブを買ってみました。

HUION GT-191

買ってみた感想

19.5インチの中華製の液タブです。

当時は約5万円で購入しました。
Wacomの液タブより遥かに安いです。

画面のサイズを19.5インチぐらいにした理由については後に述べます。
「中華製でそれだけ安いと逆に怪しくない?」と最初はかなり疑心暗鬼でしたが、
今でも普通に使えているで特に大きな問題はないですね。小さな問題はありますが

描いていて思ったことは、「線画が綺麗に描ける」「筆圧レベルが高いので繊細なタッチが表現できる」「ペンの芯が結構長持ちする」「長時間使用すると目が疲れる」「明らかに姿勢が悪くなった」などなど…
メリットとデメリットが半々ぐらいあるんじゃないかな…?
絵を描くに関しては得るものが多い反面、健康面においては悪化する(後に説明します)という…まぁ、これはある程度は予想してましたけどね。

液タブのサイズを19.5インチにした理由

液タブのサイズ選びも重要です。
自分はYouTubeで「Wacom Cintiq 13(数字はインチを示している)」「wacom cintiq 16」「wacom cintiq 22」~…と検索かけて、そのサイズが実際どんなものなのかを動画から判断していました。
「13インチや16インチでは画面も文字も小さいし手が隠れて邪魔になるのではないか?
22インチぐらいが丁度かな」という感じで見ていました。
そこから「18~22インチで中華製でもいいから予算が5万前後のもの」と条件を定めました。

その結果が、当時だとHUION GT-191が条件に合っていたので購入を決めました。

液タブを購入した際の作業スペースの問題点

板タブから大きいサイズの液タブに替えた場合、場合によっては作業環境を変えないといけません。
「液タブと繋ぐのはノートPCだけでいいや」って方はここは飛ばしてもokです。
自分はデスクトップPCに買い替えて、液タブを繋ぐ際に以下のようなスペース問題が発覚しました。
ほぼ全部自業自得のようなものなんですけど、これから初めてデスクトップPCと液タブを購入する方は是非この失敗談を参考にしてみて下さい。

問題その1:今までの机では作業スペースが全然足りない

デスクトップPCだし、モニター2台に19.5インチの液タブと実質3台のトリプルモニター。

今までの3倍以上広いスペースが必要になりました。

一般的な勉強机では話になりません。
しかし、部屋はそんなに広くないしできるだけ大きすぎる机を購入するのは避けたい。
そこで、この机を買いました。

L字デスクです。これの白色を買いました。

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それぞれの寸法(Amazonの商品ページより)

それぞれの寸法はAmazonの商品ページから引用した上の画像を参考に。
完成したらめちゃくちゃ頼もしいL字デスクですが、一人で組み立てるのにはめちゃくちゃ大変でした。
自分はパワーごり押しで何とか一人で組み立てましたが、組み立てるのに掛かった時間が約2~3時間ぐらいだったかな。短時間では無理です。
自分は残念ながら友達が少なくて手伝って貰える人がいなかったのでアレなんですが、
L字デスクは男性でも2人以上で組み立てた方が良いかなと思いました。
女性の場合、1人だけだと尚更厳しいと思いますね。

問題その2:モニターのスタンドが邪魔に感じる

作業スペース問題その2。土台は作れたけど、今度は机の上

自分が購入したモニターに付属していたスタンドは、残念ながら高さが調節できないものでした。

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付属のスタンドでモニターを設置してみたら…

その上、付属のモニタースタンドの土台が円形状になっていたので、上の図みたいに奥行きのスペースを確保するのに非常に邪魔で窮屈だなと感じました。安いモニターだと付属のスタンドは大体こんな感じです。

ということで…

このモニターアーム液タブ以外のモニター用に2つ買いました。
これ、上手く設置できれば結構いいですよ。
安いし組み立てもシンプルで、設置するのにあまり時間は掛かりませんでした。
ただ、ボール(支柱)とストッパーのはめ合いが悪く、高さ調節ができないような不良品が届いた事が一回だけありました。

油指してもハンマーで軽く叩いてもビクともしなかったのでAmazonの方に返品しました。

返品した時に部品が足りなかったのか、それともハンマーで叩いたのが駄目だったのかは分かりませんが、残念ながら購入した額の1/3以下しか返金されませんでした。
不良品を返品したい時は、冷静に丁重に扱った方が良いですね。
本来は素晴らしい商品ですが、不良品が届くことが稀にあるので注意して下さい。

問題その3:ネットで販売されている、液タブに適したモニターアームが少ない

作業スペース問題その3。これが一番致命的でした。
HUION GT-191に付属していたスタンドは角度調節できるのですが、絵を描き終えた後の液タブはスペース的にも邪魔にしか思えなかったので、液タブにもアームを取り付けたらいいのになと思っていました。
しかし、通常のアームだと付属のスタンドのように前後の角度調節が困難であり、上下に移動させる自由度が液タブに適していないものがほとんどです。
先程のBESTEKのアームでは前後に角度を傾ける事ができず絵を描くのは無理でした。
このような条件を満たすアームはAmazonで探してもかなり少ないと思います。

そんな中、見つけたのがこのアーム。
前後の角度調節が可能で、上下に移動させる自由度が高いです。
しかも、モニターの対応サイズは最大で34インチまでであり、保証期間10年間もあります。

素晴らしいです。
悪い点を上げるなら、強い力で組み立てなければならない場面もあり、完成するのに約1時間ぐらい掛かったぐらいですかね。
値段は少々値を張りますが、それでもコスパがめちゃくちゃ良い商品だと思うので
液タブのアームを購入したいのであればこれを強くお勧めしたいレベルです。

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左:作業してるとき 右:作業終えた時

こんな感じに、絵を描き終えた後は昇降させて後ろに下げる事でスペースの確保ができます。

store.wacom.jp

ちなみに、Wacomでは液タブ専用のアーム「Flex Arm」というものが販売されていますが値段が4万円とかなり高額です。

Flex Armは使った事ないので使い勝手は分かりませんが、正直アームだけでここまでいくと手を出しずらいです。
エルゴトロンのアームで十二分に助かっているので、個人的にはこの高額のアームを購入する必要はないかなと思ってます。
気になるし金銭的に余裕がある人はFlex Armを購入してみてはいかがでしょう?


…あ、ちなみにですが、トリプルモニターにするならデスクトップPC本体のディスプレイ端子について調べて下さい。

モニターをPC本体のディスプレイ端子に繋ぐのに、HDMI、DVI、ミニ d-sub 15ピン等のケーブルが必要となります。
「よく分からないぞ…?」って方は「HDMI」「DVI」等とググって貰えればすぐにピンとくると思います。

ただ、場合によってはUSB変換アダプタが必要かもしれません。
自分の場合、デスクトップPCのディスプレイ端子を見たらHDMIとDVIの2つしかなかったのでやむを得ずこのUSB変換アダプタを買いました。

ここで計画性のなさにボロがでましたね…

自分が過去に買ったものは在庫切れで表示できないので、Amazonにチョイスされているこれを表示しますが、まぁ大体似たようなものが結構出てきます。

USB変換アダプタに関してはどれをお勧めしていいのか、正直自分には分かりません。

※【追記2019.10.20】

上の商品は危険です!

色々調べた結果、不具合が生じる事が分かりました。

詳しくは下の記事の最初に書いてあるのでそちらをお読み下さい。

www.kedama-okm-ppp.com

トリプルモニターにした理由

単純に作業効率上がるかなと思ったからです。 

こんな感じに「作業用(液タブ)」「ナビゲーターや資料表示用」「その他」と分けると、作業効率が上がった気がしますね。
…まぁ、最後の「その他」の為にトリプルモニターにする必要はないかもしれません。
個人的には3つモニターあった方が気が楽ですね。

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例:一番左は作業用、真ん中は資料やナビゲーター表示用、一番右はその他(TwitterやYouTubeなど)

取り外したiiyamaのモニターは予備として保管しています。

あと、液タブで絵を描くならノートPCにデスクトップPCに買い替えて良かったかなと思います。 

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液タブとノートPCを繋いだ時に考えられる問題(主観)

ノートPCに液タブを繋ぐことを考えたら、上の図のように、どう足掻いても無駄にスペースを取ってしまうビジョンが浮かんでしまったので…

ノートPCの画面の高さを変えるには、「何か台の上にノートPCを置いて、その台で高さで調整する」の方法しかないと思います。

…が、その方法だとワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスも購入しないと操作が困難になると思います。
そもそも台の上で設置して固定する事は、「持ち運べるPC」というノートPCの一番の特性を台無しにしてるような…
自分はノートPCもデスクトップPCも持ってますが、最初から位置を固定するならノートPCよりデスクトップPCを購入した方が良い気がしました。

板タブなら繋ぐのがノートPCでもデスクトップPCでも、こういったスペース確保に頭を悩ます事はあまりないと思います。

液タブを購入するときの注意点

上記に述べた事全部が注意点みたいなものなので、箇条書きでまとめます。

  • 画面のサイズを選ぶときは、作業風景で液タブと手が見れるYouTubeの動画を参考にした方が良い
  • デスクトップPCに液タブを繋ぐ場合、PCのスペックの確認も必要
  • 作業環境を変える場合、予算=液タブの料金+環境作るための料金になることを考慮すべき
  • 作業環境を変えるのにめちゃくちゃ時間が掛かる

こんなところです。

iPad Proについて

最近だとTwitterのTLでも「iPad Pro」で絵を描く方が見かけるようになりました。
iPad ProはPCに繋げなくても直接画面に描けるという、手軽さの面で大きいメリットがあります。
しかし、現時点では13インチ以上のサイズがなく、文字が小さく見えるというデメリットもあります。

良い商品だとは思いますが、「液タブのサイズを19.5インチにした理由」と同じ理由で、正直自分には必要ないかなと判断したので、今の所購入する予定はないです。

勘違いされないように一応申し上げますが、「買うな!」とは言いません。
これはあくまで例として自分の考え方の述べているだけです。
iPad Proでも13インチの液タブでも、自分に合ってればそれを買うべきです。
逆に大型サイズの液タブは駄目だっていう方もいるでしょう。
実物や動画等から判断し、自分に合ったサイズを購入するのが重要だと思います。

板タブと液タブの比較

ざっくりと、上記の経験談を元にこんな比較表を作ってみました。
比較した人が板タブ歴2年液タブ歴2年という事も参考にして頂ければなと

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板タブと液タブのざっくりした比較

順に説明していきます。

慣れるまで掛かる時間

直感的に描けるので液タブの方が慣れるのは早かったと思います。
逆に板タブは、自分は慣れるまで数か月掛かった記憶があります。
まぁその時はデジ絵初心者だった事もありますが、
客観的に考えて全体的に描きやすかったのは液タブの方かと。

手軽に描ける

板タブは机の上でも脚の上でも置いても描けますが、
液タブはサイズが大きい程出し入れが面倒です。
液タブは板タブの時とは違い、肘を上げないと描きにくい事もあります。
なので液タブで絵を描き終えた時はその分の疲労感があります。

線画の描きやすさ

これは圧倒的に液タブの方が勝っていると思います。
板タブより滑らかに線画が描けます。

筆圧感知

最近のWacomの板タブだとSサイズでも筆圧感知レベルが旧型Mサイズの2倍と、すごい所まで来ました。それでも液タブの半分程度なのでまだまだ液タブには及びません。

健康面(超重要!)

健康面に関しては板タブだと特に問題ないと思います。
しかし液タブで絵を描く場合は気を付けないと結構やばいです。
長時間使用とするとかなり目が疲れます。
そして猫背になりやすく姿勢が悪くなる確率が高くなります。
姿勢の良さに定評があった自分ですら、液タブを使用してから1年経たずで姿勢が悪くなりました。

あと、YouTubeの動画で液タブの傾きをほぼ水平に近い角度にして描いてる方を結構見かけるのですが、あれ大丈夫なんですかね…?
頸椎椎間板ヘルニアになる可能性が高くなると思うのですが…
スマホの長時間使用によって首の位置が正常ではなくなるという「スマホ首」なんていう話を最近よく耳にしています。

液タブで絵を描くのも例外ではないですし、酷くなると絵が描けなくなる事もあるので要注意です。

ノートPCとの相性

相性というのは「作業スペースを十分に確保できるのか?」という意味です。
これは先程述べた「トリプルモニターにした理由」をご覧に頂ければなと。
あと、液タブのサイズが大きくなる程ノートPCとの接続は向いてないと思います。

デスクトップPCとの相性

これも「トリプルモニターにした理由」をご覧に頂ければなと。

画力の向上の早さ

自分のPixivの過去作品を見た上で自信を持って断言できますが、板タブから液タブに変えても画力そのものには関与しません。
「液タブに変えたおかげで画力が上がった」なんて事は思ったことないです。
液タブに向いてる人もいれば、板タブに向いてる人もいます。なので人によると思います。

まとめ

めちゃくちゃ長くなったのでここまでの流れをざっくりまとめます。

・板タブは比較的に安く買える
・板タブのSサイズとMサイズとでは書き味はそれ程変わらない
・板タブは設置が楽で作業スペースの確保にもあまり困る事ない
・板タブは最近だとワイヤレスのものもある
・板タブは慣れるまで時間が掛かる
・液タブは板タブに比べ、中華製品でも大抵高い
・液タブは繊細なタッチにも反応し、板タブに比べ線画が描きやすい
・液タブは設置が困難で作業環境を作るのに更にお金がかかる
・液タブは板タブに比べて慣れやすいが、液タブより板タブに向いている人もいる
・液タブはヘルニア等、健康面に悪影響を及ぼす可能性が高い
・液タブはスペースの問題でノートPCと接続するのには向いてない
・iPad ProがあればPCと接続するのが面倒だと感じる方には心強い

板タブと液タブの比較をされているサイトはよく見かけますが、特に液タブの健康面へのリスクと作業環境を作るための費用について説明されている方はあまりいない印象でした。
自分はこれらの事もかなり重要な事だと思ったので、あえて比較の要素に取り入れました。

絵が描けなくなってしまっては元も子もないですからね!
これからデジタルで絵を描き始める人にとって、自分の経験談や失敗談を参考に少しでも購入する際の判断材料になれば幸いです。

もし余裕ができたら20インチ以上のWacomの液タブも購入して記事にしようかな~?
とも考えておりますが、値段が高いしそれはまた遠い先の話かな…
以上です。長くなりましたが、ここまでのご視聴ありがとうございました。